「去年は何もできなかった」川崎・佐々木旭が振り返る、昨年の湘南戦。「一番強かった相手」だからこそ膨らませる、3・4湘南戦のイメージの画像
川崎フロンターレの佐々木旭 撮影:中地拓也

 川崎フロンターレは3月4日に、等々力競技場に湘南ベルマーレを迎える。その試合を前に、佐々木旭がイメージを膨らませている。

 今季から背番号5を背負う佐々木は、開幕戦で先発メンバーに名を連ねた。試合には負けたものの、フル出場。そして第2戦を前にコンディション不良となってしまい、練習にはなかなか参加できなかったものの、鹿島アントラーズ戦では途中出場。0-1のスコアでピッチに立つ難しい状況だったが、劇的な逆転勝利に貢献してみせた。

 その佐々木にとって、次戦の湘南戦は苦い思い出のある相手でもある。チームとしても昨年2戦して2敗した相手だが、佐々木は「去年、自分が一番やった中で一番強かったなって印象がある」と語るのだ。

 佐々木が出場したのは2022年5月25日に行われたホームでの試合で、先発出場したものの後半12分に途中交代。強いという印象だけでなく、「4失点したのであまりいい印象がない」と語る試合だった。

 強さを感じたのは具体的にはプレッシャーの部分で、「自分がボールを持ったときに顔を上げることができたイメージがなかった」と振り返り、さらに、「自分が何もできなかった試合」とまで表現した。

 だらこそ、今年は「常にワンタッチから考えて、味方とつながるところは今週、意識して取り組んでいる」とし、現在のコンディションも問題ないとしたうえで、「今年はすごい自信を持ってできているんで、その中でどれだけできるか楽しみ」と語気を強めた。

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