「エグすぎて鳥肌立った」「ホント圧巻のゴラッソ」片足切断の選手が決めた「年間最優秀ゴール候補」に驚きと感動の声「このワンプレーに生き様が表現されている」の画像
プスカシュ賞に輝くのは、どのゴールか(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 FIFAプスカシュ賞の発表が近づいている。27日の発表を前にあらためて紹介された受賞候補に、またも称賛と驚きの声が上がっている。

 FIFAプスカシュ賞は、1年間を通じて最も素晴らしいゴールに贈られる。2022年度の表彰ゴールは、2月27日にパリで発表される。

 この賞は、男女問わず世界中のゴールを対象とする。その数多あるゴールの中から11候補が選ばれ、さらにサイト上での投票や専門家によって3候補にまで絞られた。

 最終候補には、カタールワールドカップのセルビア戦で決めたブラジル代表FWリシャルリソンのゴールなどが残っている。マルセイユFWディミトリ・パイェがヨーロッパ・カンファレンスリーグ準々決勝でPAOK相手に決めたCKからの強烈な一撃も受賞候補となっている。

 中でも目を引くのが、アンプティサッカーのヴァルタ・ポズナンでプレーするマルチン・オレクシーが決めた豪快なシザーキックだ。

 アンプティサッカーとは、主に上肢又は下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカーだ。両手に杖を持って体を支え、動かし、ゴールを奪い合う。

 そうしたハンディなど関係なく、オレクシーのゴールは魅力的だ。素早く攻撃が展開されるのを見ると、オレクシーはゴール前へと入っていく。右サイドからのクロスに対して、左腕一本で体を支え、豪快なボレーでゴールネットを揺らしている。

 FIFAの公式サイトで、オレクシーは以下のように語っている。

「チームメートのダヴィド(・ノヴァク)がパスをくれた。彼がボールに向かっているのを見た時点で出してくれるとわかっていた。本当にうまく合わせることができた」

「得点後の様子で、僕がどれだけ誇らしく感じたかわかったと思う。まっすぐに立ち上がって胸を突き出した。とにかく、すごく嬉しかったんだ」

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