■「W杯に出て優勝することが目標」
キャンプ中から得点への強い意識を口にしていたが、守備でもさぼることは一切なかった。それについては、「鬼さんに守備のところはかなり求められるので、そこは練習や練習試合でもあれぐらいやらないと、試合には出られないと思うので、あれぐらいやらないとアピールできないかなと思います」という。それも、「スタメンで出たいです。そして、点を獲りたいです」と言い切るからこそであればだ。
この日の大宮戦でも後半に一時、同点となるゴールを決めてみせた。鹿島戦に続く2試合連続ゴールとなったが、「コンスタントにゴールを決めるということは意識していましたし、ゴールは1回取るだけじゃなくて取り続けないと、鬼さんの中の評価は上がらないと思うので、今日はもうちょっと決めたい場面がありました」と、ここでも貪欲な姿勢は崩さない。
その理由は、「W杯に出て優勝することが目標」だからで、「2026年は長いようで短いので、もっとどんどん点を獲っていかないとそこにたどりつけない」からだ。
そして、こうも話す。
「90分(出ることは)確定していたんで、(力を)抜くということもあったかもしれないんですけど、W杯やACLではタフな連戦が続くので、それを考えれば力を抜くという考えはなかったです。今後、自分がそういう場に立ちたいと思っている以上、W杯やACLのタフさも意識していかないといけないと思います」
もともと、「体力には自信があります」と言い、「来週から連戦なんで、こうして連戦でタフさを示していけば、使ってもらえるかなと思います」と、大きな目標を見据えてさらなる試合出場を狙う。