2月25日、川崎フロンターレはアウェイで鹿島アントラーズと対戦する。川崎は横浜F・マリノスとの初戦を落としていて、開幕2連敗を避けたい状況となる。
そんな中で降りかかったのが、最終ラインの緊急事態だ。DFジェジエウは出場停止で、車屋紳太郎と登里享平を負傷で欠く。さらに、高井幸大は代表活動に参加して離脱。開幕戦はベンチスタートだった大南拓磨の先発が予想されている。
その大南拓磨にとって、カシマスタジアムは、実はサッカーキャリアにおいてステップアップのスタジアムである。大南は2016年にジュビロ磐田でプロ入り。この年に迎えたプロデビュー戦がアウェイでのカシマスタジアムだった。
16年5月25日に行われたルヴァンカップ第5節で大南は先発し、そしてフル出場。1-1と勝利こそ得られなかったものの、負けることなく試合を終えられた。
そして昨年、日本代表デビューを果たしたが、それもカシマスタジアム。E-1選手権での香港代表戦だった。この試合は6-0で大勝。プロデビューと代表デビューを果たしたスタジアムということで、「そういう感じの縁はありますね。わりといいイメージですね」と大南は語る。