■「新鮮味がない」
大住「サッカー自体に新鮮味がないんだよね。去年のマリノスのサッカーに対して、どのチームも対策を練っていると思うんだよね。それに対抗するのに、去年と同じことをやっていたのでは、なかなか得点のチャンスは遠いかなという気はする」
後藤「スーパーカップでヴァンフォーレ甲府が見せたように、Ｊ２のチームでも対策をすれば、ああいうふうに勝てそうな試合ができるわけだからね」
大住「点が取れないと、マリノスは苦労する。川崎フロンターレなら、数年前は１試合で３、４点取れていた攻撃が１点どまりになっても、今年は谷口彰悟がいないからどうかは分からないけど、守備が万全だから大丈夫だという感じがあった。でもマリノスの場合は、１点取っただけでは、ちょっと結果がどうなるか分からないし、それが続くとどんどん難しくなっていくのかなという感じがする」
後藤「でも、スーパーカップの得点場面は素晴らしかったよね。１点目は上島拓巳から始まって、つなぎ続けて最後はフリーの選手がズドン、だから。ああいう場面が増えていけば強いだろうけどね」
大住「あの時の上島のパスはタイミングといい、相手の読みの逆を突く素晴らしいものだった。あんなプレーができるのか、と驚いちゃったくらい」
