2月17日、今季のJリーグが幕を上げた。川崎フロンターレが等々力競技場に横浜F・マリノスを迎えた一戦は1-2で敗戦。黒星スタートとなってしまった。
この試合の先制点が決まったのは開始わずか4分のこと。横浜FW西村拓真が奪ったゴールで、川崎は1点ビハインドとなる。その状況で気を吐いたのがセンターフォワードで先発した宮代大聖だ。ポスト直撃のシュートを放って相手ゴールを脅かした。
それは後半28分過ぎの場面。左サイドから攻め込む川崎は、マルシーニョがボールを中に送り込もうとする。その先にいた宮代は一度、裏に抜けようとしたため意図が合わず通らなかったばかりか、横浜の渡辺皓太が必死に伸ばした足に当たってしまう。
しかし、その当たったボールが宮代の元に飛んでくる。すると背番号33は、このボールをトラップしてマイナス方向にコントロールすると、ペナルティアーク手前から思い切り右足シュート。戻りながら足を振り抜く難しいものではあったが、弾丸と化したボールはゴール左上へ。これはポストを叩いてスコアを動かすことはできなかったものの、レンタルで積み重ねた技術や気持ちの強さを見せつけたシーンとなった。