■「山根選手と縦で組んで」
ただし、現時点での課題もしっかりと見つめている。先述したようにスタメンで出たい気持ちは強く、「自分の中で負けてないという気持ちもあるんですけど」としながらも、「現実を見ると守備の部分で課題を感じているんで、そこは、まだ自分が成長できるところだと思うんで、そこをもっと成長できれば試合に出れるのかなと思います」とも語る。
守備面について、「ボールを奪いに行く意識だとか、個人のところでの守備がまだまだ足りてないと思うので、奪えるチャンスがあれば奪いきれるという力がもっともっとつければ」と分析する。
記者が見ていた中で名古屋戦での守備はかなり整理されていたように思えたので、そのことについて聞いてみると以下のような答えが返ってきた。
「山根選手と縦で組んで、後ろから声をかけてくれて守りやすい部分もあったんですけど、そこは自分の中で解決できることもあると思うので、そこはもっと自分で解決できるように、そしてそれをプレーの中で、試合の中で解決できるようになっていければと思います」
川崎で不動の存在であり、W杯戦士でもある山根とのやりやすさも感じたからこそ、自らの成長を感じたようだ。
【みょうがん・とうや】
２００４年６月２９日、大阪府生まれ。１７８cm／６５kg。
履正社高校から新加入。
