「ドリブルで自分で行く部分も作っていければ」川崎MF名願斗哉が膨らませる横浜FM戦のイメージ。さらに、山根視来と組んでの守備のやりやすさも語る【川崎フロンターレ・期待の新戦力(6)】の画像
サガン鳥栖との練習試合でプレーする川崎フロンターレ・名願斗哉 撮影:中地拓也

 優勝奪還を目指す2023年シーズンを前に、川崎フロンターレは期待の新戦力を迎えた。その選手たちの特徴や素顔を、沖縄キャンプや麻生グラウンドなどでの取材を通して紹介する。第3弾は履正社高校から新加入した名願斗哉で、今回はその2回目。

 沖縄キャンプで存分に自身の強みをアピールした名願は、高卒ルーキーではあるが開幕戦のベンチ入りも十分にあり得る存在だ。そのドリブルの威力は練習試合であるとはいえ、すでに対外試合で実証済み。名立たる相手選手を次々と抜いていった。

 特に名古屋戦は、川崎がリードしている状況になっても相手がなかなか前から守備に来なかったこともあって追加点を奪うのに苦労したが、そんな中でも名願は左サイドを切り裂いて見せた。

 横浜FMとの開幕戦に向け、麻生グラウンドで話を聞くと「スタメンで出れるように、まだ時間があるんでどんどんアピールしていきたいと思います」と決意表明。

 さらに、その対戦相手についても、「マリノスはチームとして完成度が高くて、すごく攻撃的で得点が取れるし、守備もしっかりしてて、川崎のライバルになるチームだと思います」としたうえで、試合については、「ショートパスで細かく行くところもあれば、ドリブルで自分で行く部分も作っていければいいと思います」とイメージを膨らませていた。

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