■「自分もあそこの舞台でプレーできるように」
ドリブルをする際、背筋がピンと伸びている様子などは川崎の先輩である三笘薫を彷彿とさせる部分もある。三笘のドリブルを“参考”にしているかどうか尋ねると、「三笘選手をリスペクトしていますけど」としながらも、「参考にとかはしていなくて、ドリブルの形とか自分の中でのドリブルの感覚は一人ひとり違うんで、そこはまた三笘選手とは違った形で、僕は僕なりにやろうかなとは思っています」という答えが返ってきた。
また、麻生グラウンドに戻ってきてから改めてドリブルについて聞くと、自らの武器について以下のような考えを語ってくれた。
「ドリブルは他の人のプレーを真似しようとしてもできるものではないので、自分は自分なりに自分の方法でドリブルをしようというのは意識しています」
ただし、三笘をリスペクトする気持ちは大きい。別の機会に話を聞いた際、「プレミアリーグでプレーしてらっしゃる」と語る三笘を、「すごいリスペクしているので、自分もあそこの舞台でプレーできるように頑張らないといけない」と話すのだ。
「フロンターレというクラブは日本の中でもトップクラスだと思うので、そこでスタメンで出てしっかり活躍をすれば日本代表に絡めるチャンスはあるので、そこに絡めるようにまずはチームの一員としてこのクラブのためにどんどん貢献していきたい」
背番号24が等々力で成長して世界で活躍する選手になる日はきっと来る。
【みょうがん・とうや】
2004年6月29日、大阪府生まれ。178cm/65kg。
履正社高校から新加入。