2月12日、ケーズデンキスタジアム水戸で「いばらきサッカーフェスティバル」が行われ、鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックが対戦した。
鹿島が前後半に1点ずつ失点。シュート数は水戸の5本を大きく上回る14本を記録したもののいずれもゴールネットを揺らすことはなく、2月18日の開幕戦に向けて不安を残すこととなった。
試合後の監督会見で岩政大樹監督は、以下のようにまずは総括を述べた。
「たくさんのサポーターの皆さんに声出し応援でサポートしていただいた試合でしたけど、期待感を持たせるような結果にならず申し訳ないと思っています。試合の入り自体はいい入りをしましたし、いいペースで進んだ試合でしたので、もったいない試合だったと思います」
前半6分に荒木遼太郎の個人技から決定的なシュートに持ち込み、さらに、その流れから知念慶も強烈なシュートを放ったが、いずれも相手GKの攻守に阻まれた。その立ち上がりについて、岩政監督は手応えを持っていた。
記者から、選手が躍動できていないのではとの質問が飛ぶと、指揮官は、「僕は別の見方をしています」と話し、以下のように続けた。
「立ち上がり、(選手が)躍動していないように見えなかったので。ただ、難しいことをしているわけではないですし、問題をすり替えないようしなければいけないなと思っています。いろんなことが起きれば、いろんなことに理由をつけますけれども。
明確に決めきればというシーンまでいったのは事実ですし、それが立ち上がりの時間帯、失点するまでの時間帯に、数という点ではかなり良かった、これまでの試合の中では。これで“躍動していない”と言われると、選手たちがかわいそうだと思います」