FC東京が、新たな製品の導入を紹介した。新グッズへの評価が集まるかと思いきや、ファンの視線は意外なところへと向かった。
プロの試合に、欠かせないものはいくつもある。選手個々ならば、スパイクやユニフォームなど。また、チームとしても不可欠なものがある。
いつも目にしているのに、気づかない大事なもの。その代表格がベンチだろう。先発しなかった選手たちが出番に備えて腰を落ち着け、また交代でピッチから戻ってきた選手には安らぎを与える場所である。
その大事なサッカーの一部だけに、おろそかにすることは許されない。頂点を目指すためには、ベンチも一流でなければならないのだ。
FC東京は、開幕近づく新シーズンに向け、ベンチの交換を行った。2020年から使ってきたという試合時のベンチを、世界に名高いゲーミングチェアブランドであるAKRacingの製品に交換。しかも「古い椅子の取り外し、新しい椅子の組み立て、取り付けは全て手作業です」と、同社のスタッフが時には地面に背をつけながら作業に取り組む様子を、クラブのツイッター公式アカウントで公開した。