■その名も「蹴っとばし小僧」

 Jリーグはツイッター公式アカウントで各マスコットを紹介して投票を呼び掛けているが、藤枝に関してはすでにいじり気味である。

「絶大なインパクトを残す名前ですが、長所は『見た目の割に優しい』ところ」

 その名も「蹴っとばし小僧」。確かに、他のマスコットとは一線を画すどころか次元が違う。

 モチーフはフェニックスだが、体の色は目に優しい緑。かなり長い脚は、不死鳥にとっては違和感につながる。鳥らしく陽光に輝くオレンジのくちばしはあるものの、ぱっと見は恐竜のようだ。

 サッカーどころとして知られる静岡県は、地域ごとのライバル意識も強い。元日本代表MF長谷部誠の出身地でもある藤枝は「サッカーのまち」であることを強く打ち出し、JR藤枝駅など各所で「蹴球都市 サッカーと時間(とき)を刻む。」とのスローガンを掲げる。マスコットにも当然、藤枝を代表する存在になってほしいとの願いが込められている。

 チームはデッドヒートとなった昨季J3の2位争いを制し、クラブ初のJ2へと昇格した。蹴っとばし小僧もともに上昇できるのか――。裏天王山にも注目だ。

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