レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の「アシスト未遂」が大きな話題を呼んでいる。
■バルセロナ戦で活躍
ソシエダは1月25日、コパ・デル・レイ準々決勝でバルセロナと対戦。古巣対決となる久保はダイヤモンド型4-4-2のトップ下でスタメン出場していた。
すると、同選手は前半33分に決定機を迎える。久保は中央から左に膨らみつつパスを引き出すと、ペナルティエリア左でワントラップして左足一閃。強烈なシュートを放ったが、ボールはクロスバーを叩いてゴールには及ばなかった。
その7分後、ソシエダはMFブライス・メンデスがレッドカードをもらって一発退場。早い段階で数的不利となり、10人で戦うことになった。
そしてチームは後半7分に失点する。スルーパスに抜け出した相手FWウスマン・デンベレをスピードに乗せてしまい、自陣ペナルティエリアに侵入されると、そのまま右足を振り抜かれてネットを揺らされた。
1点ビハインドを負ったソシエダだが、後半14分に絶好の決定機を迎える。このチャンスを演出したのは久保だった。敵陣左サイドでボールを持った日本代表MFは縦へと持ち出してエリア左に侵入。そのまま相手GKとDFラインの間にグラインダーのクロスを送った。これに対してFWアレクサンデル・セルロートがフリーで合わせたが、シュートは枠の上へ外れてしまう。セルロートの目前にはGKもおらず、枠内へ蹴り込めばゴールという場面だったものの、ネットを揺らすことはできなかった。
その後もソシエダは得点を決めることができず、試合は0-1で終了。コパ・デル・レイは準々決勝敗退という結果に終わっている。