■治安の悪い街での移動手段

 2010年の南アフリカ大会の時には大会前後にモザンビークやジンバブエ、ザンビア、ナミビアといった国を回ってきました。また、大会中にも開催都市の間を移動するついでにいろいろな所を見てきました。

 ケープタウンで試合があった時には、フィッシュフークという港町に宿泊したことがあります。ケープタウンの市内に適当な(安い)ホテルが取れなかったことが最大の理由ですが、小さなリゾートタウンに興味があったからでもあります。

 ヨハネスブルグのような治安の悪い都市ではそんなことは不可能ですが、ケープタウンは比較的安全で市内も、また郊外もバスに乗って自分で移動することが可能でした。

「フィッシュフーク」というのは、南アフリカの公用語の一つであるアフリカーンス語で「魚の角」という意味。つまり、そこは優れた漁港だったわけです。アフリカーンス語というのは500年ほど前にオランダからやって来た白人の末裔であるアフリカ―ンスと呼ばれる人たちの言葉です。ペンギンの営巣地も近くにありましたね。

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