■「トップスピードでこのプレーはエグい!」
そして途中出場からわずか6分後、三笘が見せた。登里享平が最終ラインから左サイドの高い位置にロングボールを出す。それに反応したドリブラーは、ハーフウェーラインから一気にスプリント。相手DFの方がボールに近い場所にいたが、それを抜き去ってドリブルを開始した。そしてPA内に持ち込むと、角度のない場所ながらシュートを放ち、ゴールネットを揺らしたのだ。
この試合は残念ながら無観客で行われたため歓声は起きなかったが、そのスピードとその中でのボールタッチに、当時、SNSでは驚きの声がいくつも上がった。
「積んでるエンジンが違う」
「早い、強い、上手い、三笘くんて欠点無いの?」
「ちょっと待て…三苫止めれるヤツ誰かいるか…?」
「トップスピードでこのプレーはエグい!」
「パスも素晴らしいですが、三苫さん足早すぎでしょ!スパイクにモーターかなんか積んでます?」
Jリーグが世界に発信するほどの早さとテクニックを見せたこのプレー。W杯という大舞台でも、そして、プレミアリーグという世界最高峰のリーグでも、三笘は自分のプレーを出し続けている、