ヴィッセル神戸DF槙野智章は26日、引退会見を行った。熱い男の独特な会見の最後には、本人が一番驚く人物が登場し、ファンも喜ばせていた。
エンターテイナーの槙野らしい会見だった。「現役引退および槙野劇場第二章 開幕宣言会見」と題し、湿っぽさに包まれない空気をつくり出していた。
槙野はプレゼンターとして、マイクをつけて登場。アンドレス・イニエスタや西川周作ら新旧のチームメイトがメッセージを寄せて、場を華やかにした。サンフレッチェ広島ユースでの1年先輩である森脇良太は、カメラが回り出してからほどなくして涙声。槙野は神妙な顔で労いの言葉を聞いていた。
この場は会見ではなく、槙野のプレゼンの場でもあった。引退後の夢はサッカーチームの監督になることであることを明かし、総会で株主を前にしたCEOのように得意の話術も活かして話を進めていく。質疑応答も含めて50分以上も話し続けるタフネスぶりも披露していた。
この槙野色全開の会見は、ヴィッセル神戸のYouTube公式チャンネルで生放送されていた。視聴したファンも、大満足したようだ。
「引退会見をプレゼン会場にする槙野 さすがだわ」
「槙野は良い監督になると思う」
「森脇泣くなー!! こっちまで泣いちゃうよ~」