12月28日、日本サッカー協会はカタールワールドカップ後の日本代表監督に森保一氏が就任すると発表した。W杯を指揮した監督がその後も契約を延長するのは日本代表ではこれが初めてとなる。
カタールから世界にサプライズを巻き越した指揮官が、今度は北中米で新しい景色を目指すこととなる。4年契約を全うしてW杯でサムライブルーをベスト16に導いた森保監督と新たに交わした契約は4年。トータルで8年という長期政権となる。
28日に都内で行われた会見に森保監督と共に出席した田嶋幸三会長は、森保監督を「ベスト8以上を目指す日本代表チームの監督にふさわしい」と断言。信頼していることを強調すれば、森保監督も、「一戦一戦、結果に覚悟を持って挑戦していきたい」と決意を述べた。
これで、W杯ベースで考えれば2大会連続で同じ監督で挑むことになるが、実際的には第1次森保ジャパンと第2次森保ジャパンではかなり違いが出ることが予想される。というのも、この発表を前に、森保ジャパンをこれまで支えてきた横内昭展コーチがJ2ジュビロ磐田の監督に、上野優作コーチがJ3のFC岐阜の監督にそれぞれ就任することが発表されているからだ。
特に、横内コーチは日本代表の練習で最も選手に近い場所にいただけに、練習内容などが変わることは必至。必然的に、これまでとはまったく異なるチーム作りが行われることとなる。