シャルケU-23に所属する上月壮一郎がトップチーム初先発&初ゴール! ファンからは「とても気に入った」「プロ契約を」と期待の声が続々の画像
シャルケのファンも上月に好印象を抱いている 撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケで、新たな日本人選手が台頭するかもしれない。U-23チーム所属の上月壮一郎が、トレーニングマッチにてトップチームで初先発し、ゴールを決めた。

 上月は京都サンガF.C.のアカデミーで育ち、京都のトップチームに昇格したが、今年からドイツへ。入り口は5部リーグのクラブだったが、この夏にはシャルケと契約を結び、現在はU-23チームでプレーしつつチャンスを待っている。

 そのシャルケが所属するブンデスリーガは現在、カタールワールドカップのために中断期間に入っているが、再開に向けて準備が始まっている状態だ。クラブは現地時間9日にオーストリアへと遠征し、ラピド・ウィーンとの練習試合を行った。

 ただし、吉田をはじめとする何人かの選手はカタールW杯の影響で帯同しておらず、全選手がそろっているわけではない。そこで今回の遠征には、U-23チームから6選手が帯同。そのひとりが上月だった。

 上月がトップチームで試合に出るのはこれが初めてではない。だが、先発でピッチに立つのは初めてだった。

 上月は4-3-3のフォーメーションを敷くチームで、右ウィングとして出場。前線から激しくプレスをかけ、ゴール前までも守備に戻るなど、献身的にプレーしていた。すると、懸命に走る同選手に開始8分、チャンスがやってきた。シャルケが左サイドを縦に突き、ペナルティーエリア左から低いクロスが送られる。相手最終ラインが下がって生まれたスペースに入っていたのは上月。ゴール正面で左足で合わると、ボールはゴール右隅に吸い込まれた。

 なおシャルケは前半32分にも追加点を挙げたが、最終的には2-2で引き分けている。練習試合とあって多くの選手を試し、上月も前半のみのプレーとなったが、十分なアピールになったはずだ。

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