カタールワールドカップ終戦翌日にサッカー日本代表GKシュミット・ダニエルが明かしたベガルタ仙台と宮城県への思い。仙台には「もっとチームとして大きくなってほしい」、「宮城にW杯を近づけさせられたかな」の画像
ドーハ市内で練習を行うサッカー日本代表GKシュミット・ダニエル 撮影:中地拓也

 サッカー日本代表のカタールでの冒険はベスト16で終わった。現地時間の12月5日、クロアチアと対戦して1-1のままPKに突入し、最後の最後で敗れてしまった。

 その翌日、GKシュミット・ダニエルが取材に応じた。日本が戦った4試合で、日本のゴールを守ったのはGK権田修一だった。本大会前には先発待望論が強く出ていたものの、ピッチに立つことはかなわなかった。

 それでも、ベガルタ仙台の生え抜き選手としては初めてW杯のメンバーに選ばれた。ベガルタサポーターや宮城県民からもSNS上などで多くの応援が寄せられていた。

「(宮城や仙台の)皆さんの応援が伝わったので、できれば試合に出て活躍して、その応援に応えたいという気持ちはありました。宮城で育った選手としてこういう場に来れた人は今野(泰幸)選手以来なかなかいないので、そういう意味で宮城にW杯を近づけさせられたかな。本当に宮城の皆さんにはありがとうございます」

 11月上旬から始まった日本代表のカタール合宿。本大会直前には、UAEでカナダと親善試合を行い、その後、4試合を戦う長丁場となったが、「W杯はあっという間だったなという感覚」だったという。そして、「チームとして一つの目標に向かう作業がかなりいい経験になった」と、この1か月間を誇った。

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