■12月5日/カタールW杯 決勝トーナメント・ラウンド16 日本代表1ー1クロアチア代表(アルジャヌーブスタジアム)
ベスト8進出を懸けた夢は、またも砕け散った。日本代表がベスト8に挑戦したのはこれが4度目。しかし、クロアチアを相手に先制しながら、最後はPK戦で敗者となった。
この試合で攻守に奮闘してサムライブルーをけん引した遠藤航は、「クロアチアを相手に対等にはやったと思うし、日本代表選手たちのクオリティは高くなっていると思います。海外クラブの所属選手も多くなってきていて、それぞれ所属クラブでいい経験をしていると思います」と、4年間を振り返った。
それでも、「逆に、スペインやドイツ、クロアチアには、そういう選手たちが普通にいるわけです」と、釘を刺すことも忘れなかった。実際、相手の3センターは、レアル・マドリード、チェルシー、インテルに所属している。
日本代表は今大会に挑んだ26人のうち、19人が海外クラブに所属している。だからこそ、「ここでようやく世界と対等に戦える土台に乗ってるのかなっていうのが個人的な見解です」と、前を向いた
それでも、ベスト8に届かなかったことは事実として残る。4年間、選手やスタッフはこの日のために研さんを積んできた。チームに欠かせない背番号6は、次のステージに行くために、こう話している。
「ヨーロッパでやる選手がここからもっともっと増えなきゃいけないし、20人、30人と増えて、(代表チームを)2チーム分ぐらい作るぐらいのクオリティを持ったチームになれば、さらに上にいけるのかなとは思う。そういう意味で言うと、成長はしていると思いますけど、まだまだですベスト8に行くのは足りなかったというところ」