■ネパール人労働者の苦労

 先日、エデュケーションシティー・スタジアムの外で、スタジアム建設にも従事したというネパール人労働者の話を聞くことができました。温厚な顔をしたそのネパール人は、なんと10年もカタールに住んで働いているのだというのです。生活自体には不満があるようには思えませんでしたが、「夏の高温の中での労働は本当に過酷だ。11月は気候が良いけどね」と、その苦労を語ってくれました。

 インド系でも、ネパールではクリケットよりサッカーなので、ワールドカップの試合には興味があるそうですが、実際に自身が建設に携わったスタジアムで観戦することは難しいそうです。

 ワールドカップが終了すれば、新しい労働者たちがこの「バラハト・アル・ジャヌーブ」にも送り込まれてくるのでしょう。

 時には生命も捧げながらスタジアムを造り上げてくれた彼らに感謝をしながら、試合を観戦させてもらっている毎日です。

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