「1.8ミリでもインはイン」スペイン戦のアシストで世界的話題になっても三笘薫は泰然自若。「負けてるチームがそういう風に言うのは仕方ない」「ギリギリの勝負の中で勝敗が付くのがW杯」と冷静に捉えるの画像
ドーハ市内で練習するサッカー日本代表・三笘薫 撮影:中地拓也

 現地時間12月5日に行われるクロアチアとの決勝トーナメント1回戦を前に、サッカー日本代表はドーハ市内で練習を行った。その後、三笘薫が取材に応じた。

 劇的な勝利となったスペイン戦で、その決勝ゴールをアシストしたのが三笘薫だった。三笘はゴールラインギリギリのところでボールを折り返すと、ゴール前に詰めていた田中碧が押し込んでゴール。その瞬間、サムライブルーがスペインを逆転した。

 その際、ボールがゴールラインを割った可能性があるとしてVARが介入したが、ゴールは認められることに。後に、1.8ミリだけボールが残っていることが分かったが、そのわずかさゆえに世界中で大きく取り上げられることとなった。

 このゴールが認められるかどうかで、ドイツがグループリーグで敗退するかどうか、そして、スペインが黒星となるかどうかということもあり、さまざまな人がそれぞれの意見を発信していたが、三笘薫は「いや(残っているのが)1.8ミリでも、インはインなので、それはどう考えてもインだと思います」と言い切った。

 さらに、「負けてるチームはそういうふうには言うっていうのは仕方ないと思います。ルール上、そういうことなので。何も気にしてないですし、そうやっぱギリギリの勝負の中で勝敗が付くっていうのがワールドカップ」と、勝敗で批判も称賛も浴びる世界だけに、あくまでも冷静に捉えていた。

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