「息が止まりました」国士舘高校DFが決めた”ロベカル級30mミドル”が話題! 高校サッカー選手権予選で生まれた「圧巻逆転ゴール」の画像
全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Bブロック準決勝にてスーパーゴールが生まれた(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 高校サッカーで生まれたスーパーゴールが話題を呼んでいる。

■驚愕の逆転ゴール

 11月6日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Bブロック準決勝が行われた。相まみえたのは国士舘高校と大森学園高校。前者は5年ぶり4度目、後者は初めての全国行きを目指して戦った。

 先制に成功したのは大森学園。前半15分、敵陣左サイドからのクロスによって生まれたペナルティエリア内での混戦を制し、MF若原和がゴールへと押し込んだ。

 リードを奪われた国士舘だったが、すぐに同点に追いつく。前半19分に敵陣深くでボールを奪い、カウンターの流れからMF濱田大和が左サイドをドリブル突破。エリア左へと侵入してマイナスのパスを送ると、これをFWワフダーン康音が落ち着いて右サイドネットに流し込みスコアを振り出しに戻した。

 試合は1-1のままハーフタイムに突入。そして後半12分に驚愕のゴラッソが生まれた。

 国士舘はファイナルサードでスローインを獲得すると、DF山本辰樹がロングスローで一気にエリア内へとボールを送り込む。この攻撃は惜しくも相手にはね返されてしまったが、敵陣中央に飛んできたクリアボールをDF一瀬雅斗が左足一閃。空気を切り裂くような鋭いボールがゴールの左上に突き刺さった。

 およそ30m離れた位置から決まったこのミドルシュートが決勝点に。2-1で勝利を収めた国士舘が逆転で決勝へと駒を進めている。

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