レアル・マドリードの元ドイツ代表MFトニ・クロースが、プロキャリアを通して初めてレッドカードをもらった。
■2枚目のイエローで退場
マドリードは10月30日、ラ・リーガ第12節でジローナと対戦。クロースは中盤の一角として先発出場していた。
チームは前半にピンチを迎えながらも無失点で試合を折り返すと、セカンドハーフが始まって間もなくクロースがファウル。後半10分、左サイドでドリブル突破を試みた相手に対して右足を大きく伸ばし、転倒させてしまうと、反則を取られてイエローカードが提示された。
一方、なかなか得点が奪えずにいたマドリードだったが、後半25分に先制。敵陣右ハーフスペースでバックパスをもらったダニ・カルバハルが、エリア右にいるフェデリコ・バルベルデに向かってワンタッチでパスを送る。これを受けたバルベルデはターンしてゴール前に低いクロスを供給。すると、走り込んだヴィニシウス・ジュニオールが合わせてリードを奪った。
1点を先行したチームだったが、後半35分に失点。相手の蹴ったFKにマルコ・アセンシオがエリア内で手で触れたと判定が下され、PKに。これを決められてしまい、スコアは振り出しに戻った。
そして1-1のまま迎えた後半46分、敵陣に攻め込んでいたマドリードはボールを失ってカウンターを食らう格好に。すると敵陣中央にいたクロースが、入れ替わられそうになった際に相手選手を倒してしまい、ファウルを取られる。これで2枚目のイエローカードを出されてしまい、クロースは退場。クラブ、代表を通してプロキャリア740試合目にして初めてのレッドカードを提示されている。