■「必ずその期待に応えたい」
さらに、ここから言葉を強める。
「あと1試合、どうか皆さんの声援お願いします。アウェイで人数、限られてると思います。来れる方は、来れない人の分まで2人分、3人分、ぜひ、大きな声で応援してください。テレビの前で応援してくださる方、ぜひ、気持ちを込めて応援してください。必ず僕たちに伝わると思います。そして僕たちは、必ずその期待に応えたいと思います。今シーズン、本当にありがとうございました」
時に声を震わせながら放った言葉のあとには、万雷の拍手が生まれた。等々力競技場にいた全員の気持ちが一つになったのだ。
Jリーグは公式ツイッターでこの映像を投稿。「川崎フロンターレ、鬼木監督による心揺さぶるスピーチをどうぞ」と紹介すると、多くの声が寄せられていた。
「オニさんの決意に泣いてしまった…行くぜ逆転優勝!!」
「気持ちを昂らせてくれる、大好きな監督」
「いやぁ、泣いちゃうなぁ こんなの やっぱりオニさん良い監督さんよねぇ 言葉のひとつひとつの選び方とか素敵なのよ」
「ここまで熱の入った鬼木監督の言葉は初めてだし、現役時代でも見たことなかった。これを聞いて奮い立たない人はいないと思う」
「泣いてしまうやろ鬼さん! 勝つしかない 絶対3連覇奇跡を起こせ!!!!!」
「心揺さぶられました」
次節は11月5日のFC東京戦。舞台は味の素スタジアムだ。逆転3連覇を成し遂げて日本サッカー界に新たな伝説を刻み付ける準備はできた。