■10月23日/リーグ・アン第12節 スタッド・ランス2ー1オセール
現地時間の10月23日に行われたスタッド・ランスとオセールとの試合に、サッカー日本代表FW伊東純也が先発出場。2試合の出場停止を経て3試合ぶりにピッチに立ったこの試合で、決勝ゴールを決めてみせた。
伊東がゴールネットを揺らしたのは試合終了間際の後半42分だ。この試合はランスが前半28分に先制したものの、5分後に失点。1-1のスコアのまま試合は推移していた。ランスはリーグ戦でしばらく白星がなく、この試合もドロー決着の雰囲気が漂う場面だった。
このゴールの前に、ランスは中央から攻めようとするもうまくいかず、左サイドにボールを出す。受けたオランダ人FWファン・ベルヘンは右足に持ち替え、ペナルティエリア左のライン上からシュートを放つ。
ファーに向かったボールを、相手GKが左手でなんとか弾く。ゴールを守ったかに思われたが。そこに反応したのが伊東だ。両チームの選手がいた中で伊東だけが、しかもGKがボールに触れたと同時に動き出す。そして左足のインサイドで丁寧にボールを押し込んだのだ。スピードや技術だけでなく、嗅覚も研ぎ澄まされていることを見せつけた場面だった。
伊東にとっての今季4ゴール目は、この試合の決勝弾に。ランスは2-1で勝利し、チームにとって実に7試合ぶりの白星だった。