10月21日、サッカー界に衝撃的なニュースが流れた。J3テゲバジャーロ宮崎は、元日本代表FWで所属していた工藤壮人さん(32)が亡くなったと公表したのだ。
1990年生まれの工藤さんは、小学生の時にJ1柏レイソルの下部組織に入団。同クラブのU―12、U―15、U―18を経て、2009年にトップチームに昇格。2015年までの7シーズンで、189試合に出場して66得点を記録していた。
2016年にカナダのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍したことで日立台から巣立ったが、柏レイソルは特別なクラブだった。その同クラブの公式ツイッターが、10月22日に一つの投稿をした。それが、多くの人の心を揺さぶっている
その投稿には、以下のテキストがあった。
「7年前の忘れ物。まだ残ってるかなと思い探してみたら、やっぱりありました。「9」と書かれた小さなゴミ箱。ホームゲームのロッカーにいつもおいてありました。クドーが自分で用意したもの。足元にこうしていつも置いてありました。身の回りをきれいに整えて、いつも試合に臨んでいました。」
一緒に公開された写真はロッカールームの写真で、ベンチの下に「9」と書かれた黒いごみ箱が写し出されている。工藤さんは柏時代、このロッカールームでこのごみ箱を使用していた。それが、今もそのままに残されている。