■「サッカーの神様降臨!」
この絶体絶命のピンチを、GK河田晃兵が止めて見せる。広島のキッカー、満田誠が蹴ったコースを完全に読み切り、右手でセーブ。スコアを動かすことなく、そのまま延長戦を終わらせたのだ。
このプレーをNHKが公式ツイッターで公開すると、その再生回数はなんと22万回超えに。そして、多くのコメントがついた。
「サッカーの神様降臨!」
「めっちゃ感動しました」
「これ神だろww河田神神神神神神」
「これめちゃくちゃ熱いな」
「これが決められていたらヴァンフォーレは恐らく負けていた……テレビで見たけどこれは本当に鳥肌物……感動した!!」
試合後、河田は「山本英臣という素晴らしい選手がいるんですけど、ハンドを取られたのが彼だったので、そのまま終わらせるわけにはいかない」とこのPKを振り返り、自らの奮起の理由を明かしている。
サッカーの神様がいるとすれば、甲府にこの勝利をもたらしたのにはきっとワケがあるはずだ。それが、山本に対するものなのかは分からない。それと同時に、サンフレッチェ広島がここで敗退したことにも、きっと何かの伏線として、将来、歓喜を生み出すはずだ。