「サッカーの神様降臨!」と話題で22万回再生! 天皇杯決勝戦でヴァンフォーレ甲府の危機を救ったPKの裏には、レジェンドへの思いがあった! まさかのハンドとスーパーセーブに「めっちゃ感動しました」の画像
サンフレッチェ広島との試合でガッツポーズを見せるヴァンフォーレ甲府GK河田晃兵 撮影:中地拓也

■10月16日/天皇杯決勝 ヴァンフォーレ甲府サンフレッチェ広島(日産)

 日産スタジアムで行われた甲府と広島の天皇杯タイトルをかけた一戦。甲府が先制するも、広島が土壇場で追いつき、延長戦も戦い抜いたうえでPK戦に突入。最後、天皇杯のトロフィーを手にしたのは甲府の選手たちだった。

 この試合で、流れを最も大きく左右したのが、延長後半12分のPKだ。1-1のまま突入した延長戦が間もなく終わりを告げようとしたこの時間に、甲府の選手がペナルティエリア内でハンドをしてしまう。主審は甲府のペナルティスポットを指さしてPKの判定に。多くの人が、広島の土壇場での勝利をイメージしたはずだ。

 その勝敗の行方を左右するハンドをしたのがMF山本英臣というのもポイントだった。現在42歳の山本は、2003年にヴァンフォーレ甲府に入団すると、今年で在籍20シーズン目。チームのレジェンドであり、J1昇格もJ2降格もすべてを知るクラブの生き字引だ。

 その選手が後半7分にピッチに立つと、直後にハンドをもたらしてしまった。山本にタイトルを獲らせたいと思っている選手がいる中での悲劇だった。

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