■10月9日/プレミアリーグ第10節 アーセナル 3-2 リバプール (エミレーツ・スタジアム)
この大一番で日本代表DF冨安健洋が今季リーグ初先発。左SB起用で、その役割は相手のエースであるモハメド・サラーに仕事をさせないことだった。
本職ではないポジションでのプレーとなった中、エジプト代表FWとマッチアップした冨安はそのタスクを見事に完遂する。徹底したマークと裏抜けへの警戒を怠らず、ボールを持たれたときには味方とともに縦と中のコースを切ってきっちりと対応。大きなチャンスをつくらせず、後半24分での途中交代に追いやっている。
フル出場した日本代表DFには現地メディアも高評価。イギリス『Squawka』はチーム2位タイの8点をつけ、「なんというパフォーマンスだ。デイビッド・ベッカムがウィンブルドンでポケットチーフを使うようにサラーを操り、封じ込めたのだ。これほど静かな午後はそうないが、それは冨安のおかげである」と絶賛した。