最後の最後にドラマが待っていた。
■バイエルンが2点を先行
ドイツを代表する2チームのドルトムントとバイエルン・ミュンヘンによる“デア・クラシカー”が10月8日、ブンデスリーガ第9節にて行われた。
勝ち点15で並ぶ両者の戦いは、アウェイのバイエルンが先手を取る。前半33分、ジャマル・ムシアラがペナルティエリア左で持つと、カットインしてからマイナス方向にパスを出す。ボールの先で待っていたレオン・ゴレツカはワントラップして右足一閃。ペナルティアーク手前から放たれたボールは地を這って枠の左下へと吸い込まれていった。
この得点によって1点リードを保ったまま試合を折り返すと、ブンデス王者は追加点をゲット。後半8分、右ハーフスペースで受けたムシアラがペナルティアーク手前のレロイ・サネにボールを渡す。これを受けたサネはトラップすることなく左足を振り抜き、GKアレクサンダー・マイヤーの手を弾く豪快な一撃を突き刺した。