レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のシャフタール戦で見せた「逆エラシコ」が話題となっている。
■逆エラシコが話題
CLグループF第3節、レアル・マドリード対シャフタール・ドネツクが10月6日に行われた。ホームのレアルが2−1の勝利を収めた。この試合にスタメン出場を果たしたブラジル代表・ヴィニシウスが圧巻のテクニックを披露した。
試合は前半13分にロドリゴ・ゴエスがゴールを決めてレアルが先制に成功する。さらに同28分、ロドリゴのスルーパスを受けたヴィニシウスが上手くゴール左に流し込んでゴールネットを揺らして、2点をリードする。しかし、同39分にはオレクサンドル・ズブコフのスーパーボレーシュートが突き刺さってレアルは1点差に追いつかれる。だが、その後はスコアが動かずにレアルが2−1の勝利を収めている。
レアルが3連勝でグループリーグ後半戦に折り返したこの試合で、ヴィニシウスのあるプレーが脚光を浴びている。前半20分、相手陣内の左サイドでヴィニシウスがボールを受けると、相手2人に囲まれるが、その2人の間を「逆エラシコ」ですり抜けかわしていく。結局、シュートは相手DFに阻まれ得点には繋がらなかったが、この好プレーには大歓声があがった。
逆エラシコとは、元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏が得意とした「エラシコ」に「技」がついた逆で、インサイドでボールを動かした後、すぐにアウトサイドで動かしかわしていく高等技術である。ヴィニシウスの逆エラシコはアウトサイドではなくインサイドのあたりで相手をかわしたが、足に吸い付くような動かし方が特徴的だ。
このプレーをレアルの公式ツイッターが投稿すると、「スターボーイだ」や「最高のブラジル人」、「ヴィニはアメージングな男だ」や「ヤバすぎる」などの声があがっている。