まるで”映画の予告編版”も!「宿命のライバル対決」を前に、オウンゴール動画などで盛り上がる!  ブンデスリーガとドルトムント、バイエルンの激しき前哨戦の画像
今回のデア・クラシカーはドルトムントのホームで行われる 撮影:原悦生

 ブンデスリーガでは今週末、ビッグマッチが行われる。ボルシア・ドルトムントバイエルン・ミュンヘンによる「デア・クラシカー」である。

 2010年代に入ってから、ブンデスリーガのタイトルは2つのクラブに独占されてきた。バイエルンとドルトムントである。

 とは言っても、2010-11シーズンからドルトムントが2連覇したものの、それ以外のシーズンはバイエルンの青と赤に染め抜かれてきた。その多くのシーズンで、準優勝に泣いてきたのがドルトムントだった。

 優勝回数にも、大きな隔たりがある両クラブ。しかし、直接対決となれば関係なく、激しいバトルを繰り広げる。それが、デア・クラシカーである。

 両クラブのファンにとって、とても大きな意味を持つ一戦だ。同時に、両クラブ以外、またドイツ国外のサッカーファンにとっても、大きな興味を引く大一番となっている。

 また、今季は両チームとも、まだエンジン全開には至っていない。バイエルンは4勝3分1敗、ドルトムントは5勝3敗と、同じ勝点15の獲得にとどまっている。得失点差でバイエルンが3位、ドルトムントが4位となっているが、リーグ制覇も見据えて、どちらにとっても負けられない一戦となっているのだ。

 今回はドルトムントのホームで行われるライバル対決を前に、両クラブともSNSを駆使して相手より上に立とうとしている。ドルトムントはツイッターで、バイエルンのオウンゴールの様子を紹介。バイエルンもレロイ・サネがドルトムント相手に決めたゴールの動画を投稿して対抗している。

 さらには、リーガも興奮をかき立てている。ブンデスリーガはインスタグラムの公式アカウントで、トップにデア・クラシカーのために編集した動画を公開。スタジアムを上空から移し、ヒートアップする両サポーターの様子、オリバー・カーンら新旧の選手たちの激しいぶつかり合い、ネヴァン・スボティッチがアリエン・ロッベンににじり寄って威嚇する姿など、まるで映画の予告編のような見応えある出来に仕上げているのだ。

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