■1か月後に待つ再戦

 その後、試合は膠着状態が続いていたが、72分にベレーザがFKの後の混戦から右に出したボールを村松がクロスを入れ、これが浦和GK福田史織の手を弾いてゴールイン。ベレーザのリードが3点に広がった。

 すると、浦和は清家をFWに上げて、パスをつなぐサッカーからロングボールをつないで早いタイミングでボールを前線に送るアグレッシブな形に切り替える。そして、3点目を失ってから3分後の75分に左サイドにいた清家にボールが渡ると、清家がそのままドリブルで持ち込んで強烈なシュートを決めて1点を返す。

この1失点で、今度はベレーザの選手たちが動揺。76分には左CKからの混戦から安藤が決め、さらに83分には右CKから相手のハンドが生まれて、菅澤がPKを決めて同点に追いついたのだ。

 想定通りの攻撃のパターンで攻めた浦和。しっかりした守備で守った後、カウンターでゴールを重ねたベレーザ。さらには、3点をリードされた後「個の力」を前面に押し立てる形に切り替えて追いついた浦和……。それぞれが持ち味を出した試合だったが、ともに1つの失点で動揺して連続得点を許してしまった。若い選手が多かったためか、リーグ戦開幕前で、まだ完成度が低かったのか……。いずれにしても、課題が残る試合だった。

 いずれにしても、ともに思い残すことが多い結末だっただけに、1か月の間を置いて再開する正規リーグ戦での再戦が待たれる。実は、両チームは10月30日の第2節ではベレーザ・ホーム、つまりカップ戦決勝と同じ味の素フィールド西が丘で対戦することになっているのだ。

(2)へ続く
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