J3を戦う福島ユナイテッドが、季節限定のユニフォームを発表した。そのデザインに、クラブのファン以外からも賛辞が集まっている。
福島ユナイテッドは、福島県内の福島市や会津若松市などを中心に、全県でホームタウン活動をしている。さらに、「福島ユナイテッド農業部」も立ち上げており、選手が収穫した農作物を販売するなど、ユニークかつ地元と手を取り合った活動を展開している。予約販売にて1年を通じて選手がつくった農作物を届けるコースは、1万円から3万円まで3つのコースがあるが、いずれも早々に完売するなど「人気商品」がそろっている。
そんなクラブであるだけに、農作物の収穫時期には毎年、特別なユニフォームを制作している。今年も桃の収穫時期には、毎年恒例となっているピンクの桃ユニフォームを着用していた。
また、米どころである会津若松市も収穫時期に入る秋には毎年、稲穂を描いた美しいユニフォームを使用している。一昨年はゴールドを主体としたユニフォームを作製。昨年は白地にブルーで福島県の新ブランド米「福、笑い」をあしらった美しいユニフォームを着用していた。
その恒例行事に、クラブも力が入る。今回のベースは、黒。その下地に実る稲穂が存在感を放って描かれているのだ。
クラブは今回のデザインを、以下のように説明している。
「今シーズンは米どころふくしまでたくましく育った、豊かな実りを黒地のユニフォームボディに表現いたしました。秋風に揺られ収穫を待つ稲穂のように、選手達がピッチで風を切りながら走り抜ける雄姿にご期待ください」