女子サッカーに、新たな歴史が刻まれた。9月24日に行われたウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のアーセナルとトッテナムによる「ノースロンドンダービー」で、リーグの最多観客動員数を突破したのだ。また、この試合の裏には、美しい物語も隠されていた。
WSLは隆盛を見せている。リバプールでは男子チームのユルゲン・クロップ監督がメッセージを送るなど、女子サッカーを後押し。他のクラブも負けじとばかり、アピールなどに力を入れている。
その結晶が、24日に表れた。アーセナルのホーム、エミレーツ・スタジアムには、ライバルのトッテナムとのダービーという後押しもあり、リーグ新記録となる4万7367人が集ったのだ。その声援に押されるように、アーセナルは4-0でトッテナムに快勝。メンバーには入らなかったものの日本代表の岩渕真奈ら各国代表クラスがそろうチームが、さすがの強さを披露した。
中でも圧巻だったのが、ブラジル代表DFラファエレ・ソウザのゴールだ。右からのCKをファーサイドで待ち受け、豪快なヘディングを決めたのだ。
この一撃にはファンも驚き、動画を公開したクラブのツイッター公式アカウントの投稿には、多くのコメントが寄せられた。
「何て高いヘディングなんだ」
「弾丸ヘッド」
「ガブリエウ(・ジェズス=男子チームに所属)みたいに決めた!」
ソウザがファンを悶絶させたのは、このゴールだけではない。クラブはツイッター公式アカウントで、試合前の様子も公開。ソウザの超絶サービスが明らかになったのだ。