諦めたら、そこで試合終了だよ…元U-21ドイツ代表が「信じられない稲妻のスピード」でまさか&驚愕のクリア! 必死の走りに10万「いいね!」の画像
開幕節で浅野所属のボーフムと対戦したコーア 写真:picture alliance/アフロ

「あきらめたら そこで試合終了ですよ…?」。連載開始は32年前ながら、今年12月に映画化されることが話題となった名作漫画『スラムダンク』の中での、”名将”安西先生の一言は、今なお明言として語り継がれている。

 時代も、国も違う。だが2022年のドイツの地で、安西先生の薫陶を胸に秘めたかのようなプレーが披露され、称賛を集めている。

 ブンデスリーガがインスタグラムの公式アカウントで紹介したのは、9月4日に行われたボルシア・メンヘングラードバッハとマインツによる第5節のワンシーンだ。

 日本代表DF板倉滉も出場した試合は、1-0でマインツが勝点3を持ち帰っている。最少得点差のゲームだっただけに、このプレーがなければ結果は大きく変わっていた可能性がある。

 引き金となったのは、ボルシア・メンヘングラードバッハFWマルクス・テュラムの猛ダッシュだ。ワールドカップを制した元フランス代表を父に持つ背番号10は、センターサークル内でやや乱れたボールを蹴り出そうとするマインツDFに襲い掛かる。目論見通りにボールを奪ったテュラムは、スピードに乗ったままゴールへと突進。目の前を遮るものは誰もなく、GKと1対1どころか、並走するフロリアン・ノイハウスと2対1の状況をつくり出し、あとはゴールネットを揺らすだけだった。

 ボルシア・メンヘングラードバッハの大チャンス、マインツから見れば大ピンチのこの場面で、あきらめない男がいた。元U-21ドイツ代表のドミニク・コーアである。

 仲間がボールを奪われた瞬間、コーアは猛追を開始する。絶体絶命に見えたが、懸命の走りでボックス内にて追いつくことに成功。最後はGKをかわして出したテュラムのラストパスに後ろからスライディングで脚を伸ばし、クリアすることに成功したのだ。

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