2年ぶりにドイツ最大のダービーが戻ってくる。9月18日、ボルシア・ドルトムントとシャルケによるレビアダービーが開催されるのだ。
両クラブともホームをノルトライン=ヴェストファーレン州の同じ地域に置き、本拠地のゲルゼンキルヒェンとドルトムントは30キロほどしか離れていない。ともに人気を誇り、国内タイトルも獲得してきた名門。そんなビッグクラブが近隣同士となれば、ライバル関係が燃え上がるのが当然だ。
だが、長らく続いてきた対戦に、ぽっかりと穴が開いた。昨シーズンはシャルケが久々の2部リーグを戦ったため、顔を合わせることができなかったのである。
板倉滉もプレーした昨シーズンのシャルケは反発力を見せ、2部リーグを制して1年での1部リーグ復帰を成し遂げた。そして今週末の第7節、2年ぶりにレビアダービーが復活するのだ。
今回の試合は、ドルトムントのホームで行われる。だが、両クラブのツイッターを見ると、迎え撃つドルトムントよりも、2部から這い上がり、敵地へと乗り込むシャルケの方が強い意気込みが感じられる。
これまでのダービーの映像を用いた今ダービーのプロモーション映像は、なかなかの迫力だ。吠える選手たち、そしてスタンドのファン――その両者が一体となって勝利を喜ぶ様子が収められている。選手たちの顔が早送りで映し出され、その中にはもちろん、今季からシャルケの一員となった日本代表DF吉田麻也もある。
また、「老いも若きも」と呼びかけてファンと選手が跳ね上がるチャントを用いたプロモーション映像も用意されている。シャルケのアカデミーの少年少女らしき子どもたちが「老いも若きも」と飛び跳ねる映像に続き、スタジアムが揺れる「本物」のチャントが映し出されている。