セリエAにてインパクト抜群の退場劇が起こった。
■後半アディショナルタイムに4人退場
話題の退場劇は9月11日のセリエA第6節のユベントス対サレルニターナで起こった。
リーグ2試合ぶりの勝利を目指すユベントスだったが、前半のうちに2失点。厳しい状況のなか試合を折り返した。
それでも51分にグレイソン・ブレーメルが移籍後初ゴールを決めて1点差に迫ると、91分にPKを獲得。レオナルド・ボヌッチのキックは止められたものの、こぼれ球をボヌッチ自ら押し込んで同点に追いついた。
このまま2-2で試合終了かと思われたが、94分にドラマが待っていた。ユベントスは左CKを獲得すると、これに途中出場のアルカディウシュ・ミリクが頭で合わせてネットを揺らし、土壇場で逆転。すでに1枚イエローカードをもらっていたミリクは興奮のあまりユニフォームを脱ぎ、2枚目のイエローをもらって退場処分となった。
それでも、あとは数分間守り切るだけとなったユベントス。しかし、試合再開前に主審がVARと交信してオンフィールドレビューを実施すると、逆転ゴールは取り消しになってしまう。ミリクの放ったシュートに対してボヌッチがオフサイドポジションで関与していたとして、判定は覆ることとなった。
この主審のジャッジを受けて両チームは激しく揉めると、ユベントスのファン・クアドラードとマッシミリアーノ・アッレグリ監督、そしてサレルニターナのフェデリコ・ファシオにレッドカードが提示された。
結果的に試合は2-2でドロー決着。終了間際の退場劇にはSNSで「情報量が多すぎる」という声が挙がっている。