10ゴール目を挙げて、家長昭博は喜んだ。だが、得点王には興味を示さない。ペナルティも知念慶が蹴った。
今はとにかく勝つだけ、という感じだ。
首位の横浜FMを勝点差3で追う川崎という図式は11月5日の最終節までもつれ込む可能性がある。川崎は勝ち続けなければならない。勝点でうまく追いついたとしても、現時点では得失点差でも9の開きがあるため、毎試合1つでも多くの得点が望まれる。
川崎に完敗して3位の広島のミヒャエル・スキッベ監督は川崎を讃えた。
「川崎の勝ちに値する試合だった。30分くらいまでしか私たちのサッカーを見せられなかった。前半の残りの15分は、ゴールを含めて川崎の素晴らしい攻撃に翻弄された。後半も同じで追いつくことはできなかった。似たような敗戦をしばらく前にした。横浜FM戦だった。この2チームは私たちより力が上だ」