ブライトンは、グレアム・ポッター監督とコーチングスタッフがチェルシーに就任したことに際して惜別動画をSNSに投稿。サポーターからは悲しみの声が届けられた。
■26億5000万円で引き抜き
今季なかなか結果が伴わなかったチェルシーは、9月7日にトーマス・トゥヘル監督を電撃解任。シーズンが始まって早々のお役御免は大きな話題を呼び、後任は誰になるのか注目が高まっていた。
そんななか、わずか1日で新たな指揮官が決定。日本代表FW三笘薫も所属するブライトンを率いるグレアム・ポッター氏の就任が8日に発表された。イギリスメディア『ガーディアン』によると、1600万ポンド(約26億5000万円)の違約金を払っての招へいになったという。また、アシスタントコーチのビリー・リード氏、コーチのビョルン・ハンバーグ氏とブルーノ氏、GKコーチのベン・ロバーツ氏、そしてリクルート部門のアシスタントヘッドであるカイル・マコーレー氏もチェルシーに入閣するようだ。
ポッター監督は2019年夏にブライトンの指揮官に就任。初年度にクラブ新記録となる勝ち点41をマークすると、2年目の2020-21シーズンにはクラブのプレミアリーグでの得点数、失点数、クリーンシート数の記録を更新し、ここまで3シーズン連続での残留を果たしていた。
巧妙な選手配置をベースとしたポゼッションサッカーや、相手に応じた的確な戦術変更を駆使する同指揮官は、今季リーグ戦で4勝1分1敗と好調を維持していたなかでの“移籍”となった。