名古屋グランパスとエール・ディビジ(オランダ1部)のユトレヒトは8月31日、FW前田直輝のユトレヒトへのレンタル期間延長を発表した。
■デビュー戦で骨折
前田は2021年12月に名古屋からユトレヒトへのレンタル移籍が発表された。しかし2022年1月16日のエールディビジ第18節アヤックス戦でスタメンに名を連ねるが、デビュー後わずか11分で負傷交代。左足下腿の骨折と診断され、残りのシーズンを欠場せざるを得なかった。
念願の欧州挑戦でのデビュー戦でいきなり大怪我を負ってしまった前田。悪夢のデビュー戦となってしまったが、現在は復帰を目指してリハビリを行っている。ユトレヒトとの契約は昨季終了までの2022年6月30日までとなっていた。
ユトレヒトの公式サイトによると、前田を名古屋から再びレンタルで獲得したとのこと。さらに買い取りオプションが付帯しているという。また、労働許可証を取得するまではユトレヒトでの公式戦は出場できないようだ。
ユトレヒトのテクニカル・ダイレクター(TD)を務めるジョーディ・ズイダム氏はクラブ公式サイトを通して「ナオキは怪我をしてから、回復に完全に集中している。彼は欧州での夢を諦めておらず、我々は彼がリハビリを終えてからも、クラブに完全にフィットするように彼に機会を与えることにした」とコメントしている。前田の「欧州再挑戦」に期待したいところだ。