■8月25日/AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝 全北現代モータース 2―2(PK戦:1―3) 浦和レッズ(埼スタ)
浦和レッズがACL準決勝で勝ち上がり、ファイナリストの座を掴んだ、120分間に加えてPK戦を戦い抜いた立役者の“一人”は、間違いなく浦和サポーターだ。
この日の埼玉スタジアムでは、試合の3時間以上前からサポーターが“作業”に追われていた。最高の雰囲気を作って選手を後押しするために、北サイドスタンドを中心にビジュアル(コレオ)の準備が行われていたのだ。「少し間に合わないので、アッパーの方を手伝える方はすいませんが手伝ってください!」などの声が飛び交うなど、午後7時30分のキックオフを前にすでに“戦い”は始まっていたのだ。
そして迎えた選手入場。北サイドスタンドには鮮やかなビジュアルが表れた。カップを手で掴む様子を捉えたデザインと推測され、アジア制覇に向けた期待が表れていた。
さらにスゴイのは、“3Dビジュアル”も実施したことだ。コレオで彩られた観客席の前に、トロフィーをかたどった巨大な布が持ち上がったのだ。トロフィーには「2007」「2017」と書かれており、浦和レッズがアジア制覇をした年が記されていた。新たに「2022」を刻むべく、埼玉スタジアムの気持ちを一つにしてみせた。