■「何も言葉が出てこない…」
サポーターに背中を押されるように、試合は浦和が先制する。前半11分、酒井宏樹のアシストで松尾佑介がゴールネットを揺らす。しかし、後半に追いつかれると、延長後半11分に逆転弾を許す。残り時間はわずか4分とアディショナルタイム。絶対絶命と思われた。
そこから、サポーターの声は一段と大きくなった。そしてその応援に導かれるかのように、FWキャスパー・ユンカーが同点弾を決めて見せる。その後のPKでは相手選手に対して大きなプレッシャーとなり、結果的に勝利を手にすることとなった。
この3Dビジュアルには、無数の声がSNS上で上がっている。
「何も言葉が出てこない…ただ1つ言えるのは、今日現地行ってよかった!ってこと。ただ満員ではないけど赤く染まったスタジアム、チャント、初めて生で見る3Dビジュアルと大旗の壁、準決勝にふさわしい白熱の試合…素晴らしい雰囲気でした。世界に見せつけろ俺たちの誇り!!」
「最高の3Dビジュアル、アジアで一番熱くて最高のサポーター」
「本当に素晴らしいと思う。勝てよ」
「神過ぎる」
「片手で掴む所まで辿り着いた、次こそ両手で掲げるし、今度こそそれを実現するぞ!」
「立体ゲーフラと圧巻のコレオは日本だと浦和でしか見れない。海外の本場みたいで純粋にカッコ良すぎるし羨ましい」
来年2月のACL決勝は、2019年以来の出場となる。その第2戦は、埼玉スタジアム。“12番目の選手”とともに、忘れ物をつかみ取る。