湘南ベルマーレは8月22日、U-21日本代表MF田中聡がジュピラー・プロ・リーグ所属のコルトレイクへ期限付きすることについて、クラブ間の基本合意に至ったと発表した。
■渡辺剛と同僚に
田中は2020シーズン、湘南U-18在籍中に2種登録という形でJ1リーグデビュー。翌年にトップチーム昇格を果たすとプロ1年目ながらレギュラーに定着し、アンカーや3バックの一角として躍動した。
そして迎えた今季もチームの主軸としてプレーしていたなか、このたび海外移籍が発表された。
田中はクラブの公式サイトを通じてコメントを残している。
「まずはファン、サポーターの皆様の前で最後までプレーしている姿を見せられず、また挨拶ができなかったことをとても申し訳なく思っています。
シーズン途中の移籍はチームに迷惑をかけてしまうことであり、自分勝手なことだと思います。 ですが、昔からの夢であった海外でプレーするという夢が目の前にある状況の中で考え、悩みました。
決断する時には本当にこの判断が正解なのか、もっと日本でプレーをしてからのほうがいいのかなど、いろいろと考えました。ただ、気持ちの整理がついた今では早くベルギーでプレーしたいという気持ちでいっぱいで、これからの挑戦が楽しみで仕方ないです」
なお、コルトレイクにはFC東京からDF渡辺剛が加入している。その渡辺はツイッターで田中の移籍に「今チームが1番必要としている選手。2人で切磋琢磨して頑張ろう」と綴った。