■3位・仙台が下位相手に痛恨の連敗!
ウノゼロの明暗が描かれた。
上位3強の構図が、崩れつつある。
3位のベガルタ仙台が、手痛い連敗を喫したのだ。
過去一度も負けたことのないザスパクサツ群馬に、序盤から主導権を握られた。FWの中山仁斗と富樫敬真がメンバー外の構成で、前半はシュートらしい一撃を見舞うこともなく、40分過ぎにPKを与えてしまう。これは12試合ぶり出場のGK小畑裕馬がストップするが、後半開始から間もない54分、右サイドを崩されて先制点を奪われた。
原崎政人監督は60分にDF吉野恭平とMF加藤千尋、66分にFWフェリペ・カルドーゾを投入する。ブラジル人FW投入後は遠藤康が2トップから2列目右サイドへポジションを下げ、71分に遠藤、75分にカルドーゾが狙うが、ゴールをこじ開けることができない。
82分にDF佐藤瑶大と鎌田大夢が交代出場し、カルドーゾの後方に右から遠藤、中島元彦、加藤が並ぶ。選手を入れ替え、前線の立ち位置も変えて得点を狙うが、4-4-2から5-4-1に変更した群馬の守備を崩せない。
仙台は0対1のまま押し切られてしまい、2試合連続の敗退となってしまった。J2残留争いを演じている大宮アルディージャ、群馬に勝点3を献上しての連敗だけに、原崎監督も「非常に痛い」と言うしかなかった。