■8月23日/AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝 浦和レッズ 4―0 パトゥム・ユナイテッド(埼スタ)
ベスト4進出をかけた一戦で、浦和レッズが完勝。無失点に加えて、自ら4得点の祝砲を放った。その立役者は、ACLで好調なダヴィド・モーベルグだ。
この試合を前に同じ埼玉スタジアムで行われたヴィッセル神戸と全北現代の試合で、延長の末に神戸が敗戦。残る日本勢は浦和だけという重圧もあった中で、複雑な滑り出しを見せた。前半1分たたずに松尾佑介が得点したかに見えたが、ハンドで取り消し。25分にも関根貴大がミドルシュートを決めたかに思われたが、味方のオフサイドでまたしても取り消し。チームとしてはゲームを支配しつつも、2度もゴールが取り消される事態となった。
そんな空気を打破したのが10番だ。左サイドでボールをキープした関根貴大が、中央にパスを送る。松尾佑介がスルーしたこのボールを受け取ったのが、モーベルグ。最初のトラップでボールを自分の前に置くと、相手DFに囲まれながらも左足でシュート。弾丸のようなスピードのボールは、相手GKが手で弾こうとするも、逆に手が弾かれてしまう強烈さだった。
これには、SNS上でも驚愕の声が上がった。
「凄いしか出ない」
「ポンテレベルまでいきそうでガクブル」
「あのスペースで決めるのか」
「マジでモーベルグえぐいて!!!!」
「ワンタッチめで勝負あり」