■横浜FCは12試合ぶり零封&3失点
首位の横浜FCは、12試合ぶりの黒星を喫した。19位のいわてグルージャ盛岡をホームに迎えた一戦で、0対3の完敗を喫したのである。
開始早々の失点でリズムを乱された。9分、盛岡FWモレラトに鮮やかな左足ミドルを決められて先行される。
この日は主力を欠いていた。GKズベント・ブローダーセン、得点ランキング首位のFW小川航基、チームトップの6アシストを記録しているFW長谷川竜也が不在だった。さらに、左CBのガブリエウが前半だけで退いた。
後半も出鼻をくじかれる。48分、コンビネーションからMF弓削翼に2点目を喫すると、65分には途中出場のFWブレンネルに決定的なゴールを許してしまう。17節の新潟戦以来となる3失点と無得点で、0対3の敗退を喫してしまった。
四方田修平監督が新型コロナウイルスの濃厚接触者の疑いとなり、代わって指揮を執った早川知伸ヘッドコーチは、「立ち上がりの失点、後半の最初のところの失点も含めて、相手のプランどおりにやられたところもあります」と語った。決定的なチャンスを数多く作ったわけでなく、相手の5バックを崩しきれなかった意味では、敗戦を受け入れるしかなかっただろう。
今節の結果を受けて、首位は勝点57の横浜FCで、2位は同55の新潟、3位は同52の仙台となっている。Jリーグ各チームが新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けており、突如としてメンバー編成に苦慮する、といったこともある。先が見通せないことを考えると、目前の試合で必要な勝点を取り切っていくことが、どのチームにも求められていくのだろう。