■これを機に団結を深めてくれるはず
上手くいかないチームを90分間最後方から見ていたクォン・スンテは、試合後にゴール裏への挨拶を終えると、メインスタンドに向かうチームメイトの動きから取り残されてしまった。感情が一気に押し寄せてきて足が動かなくなってしまったようだった。そんな彼に歩み寄ったのは岩政大樹コーチだ。
個人では抱えきれないほどの、チームをバラバラにしかねないほどの大きな悔しさに襲われる試合になったが、出番を待つ選手が、そしてスタッフが手を差し伸べた。マリノスと8ポイント差になってしまった鹿島だが、これを機に団結をさらに強め、苦境を乗り越えて再びタイトル争いに戻ってくるだろう。
(※アラーノはガンバ大阪に移籍することが7月31日に発表された)
■試合結果
横浜F・マリノス 2―0 鹿島アントラーズ
■得点
37分 エウベル(マリノス)
51分 岩田智輝(マリノス)