【川崎フロンターレ】GK2人がフィールドプレイヤーで浦和レッズ戦に登録!「まじで泣ける」「誇り」の声出た満身創痍の臨戦態勢の画像
試合後、しゃがみ込んだまま立ち上がれない川崎フロンターレFW家長昭博 撮影:中地拓也

■7月30日/明治安田生命J1第23節 浦和レッズ 3-1 川崎フロンターレ(埼スタ)

 Jリーグ中断明けの初戦となる浦和レッズとの試合に挑むべく川崎イレブンは埼玉スタジアムに乗り込んだが、その人数は上限に2人満たない16人。本来は7人入れるベンチメンバーに5人しか入れず、しかも、そのうち3人がGKというスクランブル状態だったのだ。

 満身創痍だった。本来の登録はGKである安藤駿介と早坂勇希は、急遽用意されたフィールドプレイヤーのユニフォームを着用していた。試合前のウォーミングアップは通常、GKから行われる。その段階でピッチに出てきたのは、先発したチョン・ソンリョン丹野研太の2人。安藤と早坂は他のフィールドプレイヤーと同じタイミングでピッチに姿を現した。

 しかも、練習メニューもFPと同じだ。他の選手と同様にストレッチなどを行うと、ボール回し。さらに、2人はスローインの練習を丹念に行っていた。もし試合に出れば、本来のポジションの特徴を生かしてスローインでチームに貢献することを考えていたはずだ。

 続けて2人はシュート練習にも臨んだ。宮城天や家長昭博が上げるクロスに頭や足で合わせた。観客席を「おー!」とうならせる場面もあったが、慣れていない部分を見せる場面の方が多かった。

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